パート・ド・ヴェールという美しくも、非常に手間のかかる難しいガラスの技法と万華鏡の魅力を一つの美の結晶にした堀越さんによる、最新作が鎌倉ヴィヴァンから初登場です。

気持ちいいほどの、しっとりとした触り心地のガラスの筒は、透明感のあるガラスならではの色合いと、堀越さんの工房のある八ヶ岳の空気が気泡となって、閉じ込められています。



それぞれ、ガラスの筒の色に合うイメージでオブジェクトもガラスをバーナーワークで作られたものを中心に、女性らしい優しい感性と感覚が、丁寧に一つ一つの万華鏡の中で表現されております。

アールヌーボーの時代に、ルネ・ラリックも愛した非常に難易度が高いパート・ド・ヴェールというガラスの技法に、魅せられて、万華鏡の一つの新しい表現と可能性を追い求めていく堀越さんの努力は並大抵のものではありません。
一つ一つが全て手作りが故に、非常に手間と時間がかかる万華鏡ですが、どの作品も心のこもった愛らしい万華鏡です。



今回ご紹介させていただく、最新作「香-ｆ-」は、外観のデザインはキノコのような形で、これまでの作品と大きく違う点として非常に透明感のある作品に仕上がっております。
まるで、アイスのようでもあり、お洒落な香水瓶のようでもあり、中の美しい映像美だけでなく、ちょっとしたインテリアとしても心和ませてくれる逸品となります。
各々の外観のボディの色に合わせたオブジェクトのカラーが、一体感のある作品に仕上がっております。
オブジェクトの背面のカラーはブラックとなっており、外観の色が背面になってはおりませんが、ブラックと合うカラーで品の良い幻想的な色合いを表現しております。

「アンバー」
ルネ　ラリックのランプを彷彿させれくれるような、高級感のあるカラー。