～スケルトンの透明世界へ
Riekoさんの最新作「蜘蛛の糸」のご案内





数多く存在する万華鏡の中でも、透明感溢れるデザイン設計でスケルトンの
万華鏡世界を独得な感性で制作し、今や人気も全国区のRiekoさんが新たに
素敵な万華鏡を制作されました。






「蜘蛛の糸」
Riekoさんの真骨頂といえば、「透明な世界」
ですが、今回ご紹介させていただく「蜘蛛の糸」が透明で表現されているのはボデイ部分ではなく、オブジェクトケース背面。


一見、ステンドグラスで作られたありきたりの万華鏡かと思ったら大間違い。


透明な部分がオブジェクトケース背面の万華鏡ならば、多く存在しますがこの「蜘蛛の糸」
がありきたりの万華鏡と大きく違う点として
背面が透明そして、それを最大限生かすようにミラーの一部を、ほんのりと薄いグリーンにし、透明感とイメージしたい世界感を美しく表現しております。


筒の外側から、光は入りませんがオブジェクトケース部分に差し込んでくる光だけで
筒の空間内が透明なグリーンの世界に包まれ、先端の映像がまるで花が咲くように変化してくれます。


タイトルの「蜘蛛の糸」から連想しますと怖いイメージですが、ご本人の制作コンセプトで
この作品にさらに興味が湧く方が増えていただけるかと思います。


「Ｒｉｅｋｏさんの制作コンセプト」
芥川　龍之介の「蜘蛛の糸」
お釈迦様のおられる極楽をイメージした作品です。
お釈迦様がゆったりとお歩きになっている蓮池のほとりの眺めはいかなるものかなと。
ヒスイ色の池には白やピンク色とりどりの蓮の花が咲き乱れているのではないでしょうか。
変則２ミラーになっており、まるで蓮の花が池に映っているような情景を描き出しています。ボデイには物語のタイトルにありますように、極楽の蜘蛛「蜘蛛の巣」がデザインされています。外側と内側で一体となって物語を表現した作品です。